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東京リベンジャーズに登場したセリフは「あの文豪」の言葉!作品も交えて考察します!

東京リベンジャーズ
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放送開始後も勢いの衰えをみせない
大人気タイムリープサスペンスアニメ
『東京リベンジャーズ』

(出典元:TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト)

天竺編がいよいよスタートしましたね!
これまで以上に緊迫感の高まるストーリー。
先を知っていてもハラハラさせられます。

さて、そんな天竺編の最中である第40話。
タケミチが追い込まれていた時に
ヒナが優しく語りかけるシーンがありましたね。

(出典元:Youtube フル☆アニメTVより)

ここのシーン、かなりグッとくる場面ですよね。
そして「じゃあヒナ、死んでもいいよ」という言葉。
涙腺が緩む人も多数いたのではないでしょうか。

このセリフなのですが、
「あれ、どこかで聞いたことあるような」という人も
結構いるのではないでしょうか。

今回は、このセリフの出典元について解説すると同時に
そしてこのセリフが登場する作品の内容などを踏まえて
深掘りして考察していきたいと思います!

 

このセリフはどんな人が言ったもの?

さて、まず最初はここから。
このセリフはある小説に出てくるセリフです。
誰が書いた小説に出てくるのでしょうか。

このセリフを描いたのは
二葉亭四迷という明治の文豪の一人。

(出典元:WIKIPEDIA)

『片恋』というロシア文学を翻訳した際、
あるセリフを直訳するのではなく
意訳として考えられたセリフだそうです。

100年以上語り継がれるセリフはそうそうありません。
かなり日本人の琴線に触れる翻訳だったんですね。

どんなセリフの意訳だったの?

では、この言葉は
どんなセリフの意訳だったのでしょう。
俗説では、「愛してる」だとされていますが
正確には違うんだそうです。

この作品で登場する「ваша」というロシア語が
「死んでもいい」と訳されていたんです。
この「ваша」「あなたのもの」という意味。

 

つまり、「私はあなたのものですよ」
→「私の命はあなたに全て預けます」
→「私は死んでもいいんですよ」
という非常に凝った意訳だったわけです。

こんなに凝った意訳をできるのは
ロシア文学を多数翻訳した人物ならではの
言葉のチョイスだったようですね!

 

セリフが登場した作品ってどんなもの?

次に、このセリフが出てきた作品を見てみましょう。
先ほど述べた通り、このセリフは
『片恋』という作品の翻訳で登場しました。

『片恋』という作品は、
ツルゲーネフという作家が記した
自伝的な小説「Ася(アーシャ)」の邦題です。

(出典元:WIKIPEDIA)

この作品は
『二人の男女が互いに恋心を覚えて惹かれあうも
 男性側が躊躇い身を引いてしまう』という
物語です。

海外を遊学していた際の体験がベースになっているとされ、
非常に激しい恋心を描いている作品だと
評価されているようですね。

なぜヒナにこのセリフを言わせたのか

さて、それでは東京リベンジャーズの作中で
何故このセリフをヒナに言わせたのか。

もちろん、タケミチが「未来でヒナが死んでしまう」と
喋ってしまっていたことも関係あるかもしれません。

ですがそれ以上に、
この『片恋』という作品の登場人物を知ることで
答えに近づくことができます。

 

『片恋』に登場するヒロイン、アーシャは
直情径行で激情家の女性。
そして、主人公がアーシャに対し抱く恋心以上に
強く強くアーシャが主人公を想っています

この関係性は、まさに
タケミチとヒナの恋愛関係と同じなんですね!
分かって選んだとしたら
非常にエモい言葉のチョイス!!

もう一度この場面を読み解いてみると

さて、ここまで出てきた情報を基に
もう一度このアニメの場面を読み解いてみましょう。
ヒナが言った「死んでもいいよ」という言葉。

この言葉は、ヒナが未来で辿る運命を知ったうえで
格好のつかないタケミチのプロポーズを受けた
全身全霊の愛情を伝える言葉になるんです。

(出典元:Youtube フル☆アニメTVより)

未来で何が待ち受けていても、私はあなたのもの。
何故ならあなたが思う以上に愛しているから。
どんなあなたでも、私は愛しているから。

そんな万感を込めたメッセージが
この一言に集約されていると考えると。
改めてこのシーンは胸の熱くなる場面ですね…!

 

まとめ

如何だったでしょうか?
今回は、東京リベンジャーズ40話に出てきた
ヒナのセリフを元の小説などから読み解いてみました。

・二葉亭四迷が翻訳した『片恋』に登場するセリフ
・男性より女性の方が強い恋心を抱く作品
・ヒナの全身全霊の愛情を伝えるセリフになる

という事が分かりましたね!

 

東京リベンジャーズでは
腕っぷしで戦う男性の強さにスポットが当たりがちですが
待つ女性の強さも所々に登場しています。

男性を立ち直らせてしまうのは
「信じているよ」という女性の言葉なのかもしれないですね。
タケミチだって、こういわれたら
立ち直るっきゃない!!

 

さぁ、東京リベンジャーズの天竺編。
東京卍会が、徐々に形勢を不利にされそうな
不穏な空気が漂っています・・・。

ですが、立ち止まるタケミチ達では無いはず!
ハラハラもしますが、期待しながら続きを待ちましょう!

 

 

『東京リベンジャーズ』をまだ見てない、
という方は是非
↓こちらをクリック↓

 

他にも、このブログでは
いろんな作品の解説、考察もしています。
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