PR

「わたしの幸せな結婚」の第2話の映像を解説!4つの工夫から物語を見てみよう!

わたしの幸せな結婚
記事内にアニメ好きによる広告が含まれています。

2023年7月から放送が開始された
『わたしの幸せな結婚』

(出典元:ファミ通.com)

小説で最初に発表され、
漫画、そしてドラマ化した作品。
そんな有名作が、このたびアニメ化しました!

第1話について、こちらの記事
解説をしてきましたが、
第2話でも映像には工夫がたくさん

 

今度はどんな工夫があるの?

 

そんな問いにお答えするためにも、
今回は、「わた婚」第2話に登場した
映像の工夫を解説します!
是非、最後までご覧ください!

第2話での映像の工夫はどんなものがある?

さて、まず最初に第2話で登場した
映像の工夫について解説していきます。
第2話では、どんな工夫があったでしょう?

第2話で登場した工夫には、
・登場する花
・初日に料理を出した美世の位置
・書類の内容
・浴槽で見せた手とお湯
などに工夫がみられています!

いろいろと、工夫があるんですね!
こんなに工夫があるの、と
お思いかもしれませんね。

順番に解説していきましょう!
どんな意味があるか、を知れば
物語をより深く楽しめますよ!

第2話の工夫①:花

では、まず1つ目。
第2話に登場した花を基準にして
物語の工夫を解説していきましょう。

まず注目して欲しいのは、
どんな花が登場していたか
建物の中には、屏風などを含めれば
4種類の花が登場していました。

4種類の花とは、
椿ムラサキハナナ
ニチニチソウ、そして勿忘草
なお、いずれも春に咲く花ですね。

順番に、どんな花なのかを
解説していきますね!

花①:椿

椿の花は、美世の寝室や
食事をする部屋に登場しています。

  アニメ「わたしの幸せな結婚」第2話(出典元:dアニメストア)

鏡にかけられた布や、掛け軸の柄ですね。
生け花として登場する場合は
花が丸ごと落ちるため不吉なものとして
使われることもあるのが椿の花。

ですがデザインとして登場する場合には
縁起のいい花として扱われています。
花言葉は「控えめな素晴らしさ」、「控えめな優しさ」など。

この家が清霞の家であるならば、
この柄は清霞の好みということでしょう。
彼が好きなのは、華美にならない
内面に宿る優しさや美しさ、ということでしょうか。

そう考えれば、
美世は清霞にとって
ドストライクということになるかもしれないですね。
ニヤニヤできそうですね。

花②:ムラサキハナナ

2つめの花の説明に行きましょう。
2つめは、ムラサキハナナ
この花は、美世の寝室に置かれていましたね。

ムラサキハナナ(出典元:LOVEGREEN)

アニメ「わたしの幸せな結婚」第2話(出典元:dアニメストア)

花言葉は、「知恵の泉」や「優秀」。
寒さに強い一年草なので、
花が咲く時期に持ってくれば
部屋を彩ってくれますね。

そして、なぜ一年草が飾られているのか。
これは次の3,4番目の花を紹介してから
解説していきたいと思います。

花③, ④:ニチニチソウと勿忘草

それでは続いていきましょう。
3,4番目の花は、一緒に出てきていたので
同時に紹介しますね!

3,4番目の花は、
ニチニチソウと勿忘草でしょう。
朝の支度をする清霞の脇にある花瓶に
飾られていました。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第2話(出典元:dアニメストア)

ニチニチソウの花言葉は「楽しい思い出」
勿忘草の花言葉は「真実の愛」「私を忘れないで」

そしてこの花が映し出される中で
清霞は過去の「金や権力目当ての婚約者」
言及しています。

そう考えれば、清霞が婚約者に求めているのは
思い出や愛情であることが読みとれますね。
ささやかかもしれませんが、
彼にとってはそちらの方が大事なのですね!

花の描写:補足

さて、ここで補足に行きましょう。
先ほど、一年草が飾られている事に言及しました。
実は、一年草を飾るのは、非常に合理的なんですね。

なぜなら、生花を飾るのは
非常に手間がかかるからです。
ならば、庭から採ってきた可能性が高い。

生花の寿命は長くない。
しかし市から頻繁に買っていなさそうなので、
庭から採ってきているのでしょう。

そして庭に生えているものを採るとするならば
すぐに枯れてしまう花では
飾るものが無くなってしまう。

このため、飾られている生花には
一年草を意図的に選択したと考えられます。
考察交じりではありますが、
こうした考えを持って描いたと思えば
結構しっかり作っていると思えませんか?

第2話の工夫②:初日に料理を出した美世の位置

では、工夫の2つめに行ってみましょう。
これは、映像にありましたね。
初日の朝の映像の中。

美世が座っていた位置から、
美世はお世話係のゆり江さんよりも
下の立場に身を置きに行ったのが分かります!

アニメ「わたしの幸せな結婚」第2話(出典元:dアニメストア)

宴会などの席次を考えたことがある人なら、
この部屋の上座、下座の順番が
分かるかもしれませんね。

1番は清霞、2番がゆり江。
そして3番目が美世、という席次になります。
出口に近い位置に座る人は、立場が下なのです。

本来、婚約者と言えども将来の妻。
使用人より下の席に着くのはあり得ないのです。
ですが、おそらく彼女は自らその位置に行ったのでしょう。
自己肯定感の低さがよく分かりますね…。

第2話の工夫③:書類の内容

3つ目に行ってみましょう!
次に見てみたいのは、書類の内容です!
清霞がハンコを押していた書類ですね。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第2話(出典元:dアニメストア)

この書類、中身が何なのか気になりませんか?
一体なんの書類にハンコを押していたのか。
なので、文章をよく読んでみると…。

「人的物的損耗ニ懸補充要請」
「於ケル人的並ニ物的損耗」
「(所)属隊員 田中吉保 負傷」
「栗山治郎 負(傷)」
と書いてあります!

そう、これは訓練による消耗の報告書
そして少なくとも二人の隊員が負傷している!

つまり、部下である五道の
「新人訓練、気合が入っていた」というのは
「挨拶で発破をかけた」のではありません。
訓練自体が非常に厳しかったのです!

半ば八つ当たりだったのかもしれません。
新人たちよ、強く生きろよ・・・。

第2話の工夫④:浴槽で見せた手とお湯

最後になりましたね。
工夫の4つ目に行きましょう。
最後は、美世が浴槽でお湯を掬うシーン。
このシーンでは、手とセリフに注目です。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第2話(出典元:dアニメストア)

まず手が、非常に荒れている。
手作業の多い人に見られる手荒れなんですね。
ここで既に、令嬢っぽくない事が先に分かります。

そして、このシーンで美世は
「旦那様から折角頂けた機会。
 明日は絶対に失敗できない。」
と独白するセリフが流れます。

そう、つまりこのシーンでは
「掌に掬えたものを零すまいとしている
ことを暗に表現しているとも考えられる。

つまりこの場面で美世はリラックスしておらず、
むしろ緊張を強めている訳ですね。
それだけ、彼女は張り詰めた生活を送ってきた。
気が休まらないのも、なんともいやはや…。

まとめ

如何だったでしょうか?
今回は、わたしの幸せな結婚の第2話に見られた
映像の工夫を解説してきました!

・花が持つ意味や清霞の心情
・立ち位置から分かる美世の自己肯定感
・書類は訓練の報告だった
・浴槽のシーンで分かる美世の緊張感
などが分かりましたね!

こういう点をしっかりと描くことで
物語を補強できるのが
アニメの面白い所ですね!
更に「わた婚」が面白くなったのではないでしょうか?

「わたしの幸せな結婚」は続きも気になりますね!
次回以降も、楽しみに観ていきましょう!

 

 

『わたしの幸せな結婚』をまだ見てない、
という方は是非
↓こちらをクリック↓

 

他にも、このブログでは
いろんな作中の映像解説もしています。
【推しの子】第11話の映像解説はこちら
鬼滅の刃の映像解説はこちら

Follow me!

コメント

PAGE TOP
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました