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「わたしの幸せな結婚」第3話の映像を解説!着物屋のやり手具合が半端ない!

わたしの幸せな結婚
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2023年7月から放送が開始された
『わたしの幸せな結婚』

(出典元:ファミ通.com)

小説で最初に発表され、
漫画、そしてドラマ化した作品。
そんな有名作が、このたびアニメ化しました!

 

第3話では美世がデートに行き、
着物屋などを回りましたね。
この着物屋の場面、非常に面白いんですよ

そこで今回は、「わた婚」第3話の映像を
着物屋の着物に絞って解説していきたいと思います!
是非、最後までご覧ください!

 

着物屋が置いていた着物の柄を紹介!

さて、まず最初は
着物屋に置いてあるものを見ていきましょう!
着物屋には、いろんな柄の布がありましたね。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第3話(出典元:dアニメストア)

店の奥が映るこの場面では、
・菊
・雲の中の唐草
・鶴
・貝桶
の布が置かれていますね。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第3話(出典元:dアニメストア)

店先を映したこちらには、
・菊紋様(木春菊?)
・燕
が描かれた布が置かれています。

 

さて、これらを見て思うのは、
この着物屋はかなりしっかりと商売をしている可能性が高い
なぜなら、置いてある布にそれぞれ意味があるから!

ではそれぞれの布がどんな意味を持つのか。
店の奥の映像から
順番に解説していきますね!

 

奥に置いた布の大前提:来客の立場

さて、まずは店の奥に置かれた布から。
しかし解説に入る前に!
この状況をもう一度確認して
大前提を押さえておかねばなりません。

 

お店にとって今回の訪問は既に話が通っていた。
なので準備をしていました。

そして来客の置かれている状況は
「財力と身分のある男性」が「将来の婚約者を連れてくる」
というものです。
しかも女性を連れてくるのは初めて

 

なので必要になるのは
・女性ものの服を提示する
・結婚に合わせた服を見せておく
・扱っている品の質を提示する

これらを抑えておく必要があります。

さあ、この前提を見たうえで、
それぞれの布の役割を見ていきましょう!

①菊の着物:女性もののディスプレイ

では、菊の描かれた着物から見ていきましょう。
この一着だけ、布ではなく
「着物」になっている点にも注目です。

この菊が描かれた着物は
「完成品の提示」の役割です。
これはあくまでディスプレイなんですね。

 

本来、菊の季節は秋なので
この着物を買わせたい訳ではありません。
「女性ものはこんな完成だよ」と清霞に提示しているんですね

布から着物を作った時に
こんな具合になるのか、というものを
想像しやすくしている訳です。
提示の仕方が上手いですね。

②雲の中の唐草と鶴:品質の提示

では続いて、画面後方にある
布2枚を見ていきましょう。
少し見えづらいので、
拡大された絵も載せますね。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第3話(出典元:dアニメストア)

この2つの布が提示しているのは
店が扱える品物の品質です!
なぜならこの2枚はとても細かい絵だから。

一枚の反物を染めるのは非常に大変なので、
そのうえで綺麗な細かい柄が描けている品は
品質も高いと予想できるのです。

 

「細かい絵も描けますよ」
「柄が強調される布もいけますよ」

こういうメッセージを発しているんですね。
非常に店主の選択がいい!

③貝桶:結婚に合わせた柄

では3つ目です。
画面手前側にある、何やら六角柱の
入れ物が描かれた布は、
何の柄を描いているのでしょうか?

アニメ「わたしの幸せな結婚」第3話(出典元:dアニメストア)

こちらは、「貝桶」と言うもの。
歌や絵が書かれた上下の貝殻を合わせてペアにするという
神経衰弱のような遊びに使う貝を入れる道具です。

 

そしてこの貝桶は、おめでたい柄なんですね。
なぜなら、貝の上下は他と噛み合わない。
転じて、夫婦に見立てて結婚・貞操などを意味する!

つまり、店主は清霞に対して
「婚約者様に合うものを選びますよ」という
メッセージを発している訳です。

こういうメッセージを送れる位には、
この店主は清霞を重く扱っているのです。
スゴイ丁重な扱い!

 

店前に置いてある布の大前提:往来客

さて、次に店前に置いてある
布について解説していきましょう。
こちらの布も、やはり前提があります。

アニメ「わたしの幸せな結婚」第3話(出典元:dアニメストア)

その前提とは、
「この布は往来する客に見せる」というもの。
ならば季節・流行に合っていた方がいい

 

そしてこの物語の季節は春。
着物を仕立てるには、布があっても
少し時間がかかります。

なので、晩春~初夏の柄の布がいい。
さあ、その前提で
この布を見ていきましょう!

①燕:季節は5月

さて、まず最初はこちら。
燕の柄が書かれた反物ですね。
燕の柄は季節に合うかどうか。

結論、大丈夫そうです!
燕は5月の季節を表す動物。

 

季節外れな品はお店に置かないのが
見てもらう上でも大事ですね。
ちなみに、燕は子育てに熱心なので
縁結び、安産などの意味もあります。

美世がこの反物を見て母親を思い出していたのも
ある意味当然のことなのかもしれませんね。

②菊紋様(木春菊?):通年

では次ですね。
隣に置いてある菊紋様の反物は
季節に合っているのかどうか。

こちらの反物も、セーフです!
ただしこちらは、通年の柄。
菊はデザイン風に書かれた場合、
通年で着られる着物になります。

 

またこちらの反物は
暗めの色を背景にしているので
隣にある燕の反物を際立たせています

どちらかと言えば引き立て役というところ。
ディスプレイの方法もかなり
しっかり考えているようですね!

 

まとめ

如何だったでしょうか?
今回は、わたしの幸せな結婚の第3話の
着物屋の内部を解説していきました。

・かなりしっかり置く反物を考えている
・奥は清霞の来客に合わせた選択
・店先は季節にあうディスプレイ

という事が分かりましたね!

 

こうした複数の点を考慮できるからこそ、
このお店はかなりしっかりと商売をしているのが
よく分かりますね。

アニメで商売の話かよ、と思うかもしれませんが
キャラクターがどんな考えをして、
どんな風に動くかを想像するのは
非常に楽しいですよ!

 

そんな楽しみ方もあるのか、と
想像してくれたら何より嬉しいです!

さあ、そんな想像の題材をくれた
「わたしの幸せな結婚」。
続きの話も楽しみですね!
期待しながら観ていきましょう!

 

 

『わたしの幸せな結婚』をまだ見てない、
という方は是非
↓こちらをクリック↓

 

他にも、このブログでは
いろんな作中の映像解説もしています。
【推しの子】第11話の映像解説はこちら
鬼滅の刃の映像解説はこちら

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